CONCEPT / 非売品

ZM-01

スマホを1台差すと、机の上に犬か猫が座る。

解説動画に出てくる Zash と Mix は、犬と猫の姿をしている。 画面の中で犬が議論に参加していることに引っかかる人が居たので、 中の人はリモート勤務していて、卓上の端末を通して喋っているという設計にした。 端末は前板が1枚立っているだけで、その板そのものが顔であり、体でもある。 上端のスロットから手持ちのスマホを差すと、前板の裏へ収まる。 前板にくり抜かれた開口からは、目と口が覗く。 開口の下の無地の面が胸で、ここにネクタイやフード襟が付く。 うなずくときは前板が前へ落ち、首を振るときは本体ごと左右を向く。 普段は AI エージェントとして自分で喋っていて、通話が入ると自律をやめ、中の人の動きに追従する。 犬と猫の違いは、前板の両脇のピボットに挿す耳パーツだけ。

形式据置ドック+着せ替えパーツ
状態設計のみ・実機なし
価格—
据置ドック ZM-01 の本体と、挿し替える犬耳・猫耳・ネクタイ・フード襟のパーツ
本体 ZM-01 と、挿し替える着せ替えパーツ。各パーツの根元に、前板のピボットへ挿す接続部がある。コンセプトレンダー。
Zash — ZM-01 に 犬耳パーツ EAR-D を装着した状態

EAR-D 犬耳パーツ

Zash

座って、聞いて、たまに水を差す。

垂れ耳のシリコンパーツを両側のピボットへ挿し、胸にはネクタイを留める。会議に一頭いると場が締まる、という経験則をそのまま卓上に置いた。顔は目と口の3要素だけで、眉も頬も作らない。足りないぶんは、前板が前に落ちて戻る角度が受け持つ。よく頷く。

Mix — ZM-01 に 猫耳パーツ EAR-C を装着した状態

EAR-C 猫耳パーツ

Mix

呼んでも来ない。要るときにだけ居る。

立ち耳のシリコンパーツを同じピボットへ挿し、胸にはドローコードの付いたフード襟。同じ機構が入っているのに、Mix はほとんど動かない。相槌も打たない。会議に猫が居ても誰も議事録を期待しない。

2つのモード

AGENT 既定

誰も入っていないとき、そいつは自分で喋る

机に置きっぱなしのあいだは AI エージェントとして動く。呼べば答えるし、聞いていれば相槌も打つ。このとき表情も、うなずきも首振りも、端末側が返事に合わせて出している。

LINK 通話中

通話が入ると、中の人へ明け渡す

通話が始まると自律をやめ、中の人の表情と頭の動きに追従する。うなずけば前板が前へ落ち、首を振れば本体ごと左右を向く。このモードでは何も生成しない。喋っているのが人間なのか端末なのかは、開口のふちの色で分かる。

設計で降りた4つのこと

筐体を共通にする

犬と猫の違いは、付け替える部品だけにした

中身が同じなら筐体も同じでいい。耳と胸のパーツを挿し替えるだけで Zash にも Mix にもなる。別々の機体を2つ作るより、同じ机に2台並べたときに揃って見える。

顔を作らない

顔はスマホの画面を借りる

カメラもCPUも、手元のスマホにもう入っている。ドック側が持つのは、顔を出す開口と、音と電源の入ったベース本体と、着せ替えのパーツ。横長のスリットで切ると目しか出ないので、口まで入るほぼ正方形にした。喋っているのが分かる。どんな顔を出すかは端末側の仕事なので、ここで固定する必要もない。中の人が入ればその表情がそのまま出るし、入っていなければ端末が自分で出す。

全面を窓にしない

くり抜かなかった面が、胸になった

前板を全部くり抜けば画面はまるごと見える。そうしなかったのは、残った無地の面のほうに用があるから。ここにネクタイやフードを留めた瞬間、机の上のものが「端末」から「そいつ」に変わる。

全身を動かさない

動くのは、うなずきと首振りの2つだけ

可動部は音を立て、壊れ、電気を食う。それでも2軸だけ残したのは、相槌が表情とは別の回線だからだ。画面の中でどれだけ頷いても、その人は机には居ない。前板が前へ落ちて戻る動きは、画面を見ていない人の視界の端にも入る。逆に言えば、それ以上は要らなかった。腕も、歩行も、振り向いて去る演出も付けていない。

仕様

ZM-01共通筐体
寸法W104 × D128 × H176 mm(耳パーツ含まず・直立時)
重量約 860 g(本体のみ)。直駆動のため、ベース本体が動きの反力を受け止める重さを持つ
素材前板:オフホワイトのマット樹脂 / ベース本体:チャコールグレー
構造前板を正面に立て、ベース本体が後方へ回り込んで前板を抱える。ベース本体は両端が丸いドラム型で、この丸い端がそのままチルト軸の軸受けになっている(車輪ではない。転がらない)
動作モード既定はエージェント(自律)。通話の開始で追従へ、終了で自律へ戻る。手で切り替えるスイッチは付けていない
表情端末の画面をそのまま使う。エージェント時は端末側が生成し、通話時は中の人の表情をトラッキングして目と口に落とす
モード表示開口のふちの色。エージェント時と通話時で変える(描いているのは端末なので、筐体側に部品はない)
可動2軸。前板のチルト(うなずき)と、ベース本体の左右旋回(首振り)
チルト後傾 15° を基準に −12°〜+6°。前傾側を深く取ってある(うなずきは前へ落ちる動きなので)
旋回±35° / 最大 90°/秒。ベース底面の旋回台で本体ごと向きを変える
駆動ジンバル用ブラシレス 2基(直駆動・減速ギアなし)。ギアの唸りが出ない代わりにトルクが低く、動きは遅い。停止中は保持電流を切るので完全に無音
画面の開口W76 × H72 mm・角R8(ほぼ正方形)。目と口が同時に入る大きさにしてある
装填上端のスロットから差し込み、前板の裏へ収まる。スロットは正面からも見える
対応端末幅 68–79 mm / 高さ 160 mm まで / 厚さ 13 mm まで(ケース装着可)
着せ替え前板の上側面にある円筒ピボットへ挿す。EAR-D(犬耳)/ EAR-C(猫耳)/ 胸は TIE-Z(ネクタイ)/ COL-M(フード襟)
給電USB-C PD 入力 / Qi 15W(ベース本体に内蔵)
音響ベース本体 フルレンジ 40 mm × 1 / ビームフォーミングマイク × 2
出荷未定(コンセプト機)

寸法・重量・対応サイズは設計値。実機は存在しないため実測ではない。 スマートフォンは付属しない(というより、これは付属しようのないものである)。

この機体について

  • 販売していない。受注も予約も受け付けていないし、その導線もこのページには置いていない。
  • 実在の製品ではなく、ZashStudio の解説動画に出てくるキャラクターの設定として設計したもの。
  • 掲載しているのは画像生成によるコンセプトレンダー。試作機の写真ではない。